祝・北海道新幹線開業1周年

※3月29日(水)は休業いたします

 

 

こんにちは、中村です。昼は温かいのに夜は冷えますね。深夜に帰宅する私は薄着では出かけられないので、昼間に買出し等で歩き回ると汗だくになります。これも春を実感する嬉しいひとときではあります。

 

北海道新幹線開業1周年を記念したイベントが地下歩行空間で開催され、有名なチョークアーティストの笹森花絵画伯がライブで新幹線の絵を描くと伺っていたので見に行ってきました。

私が行ったのは25日土曜日の午後です。土日の二日間かけて描くとのことなのに、開始間もなくでこの完成度!

作品の前でポーズを取られる笹森画伯。お若いのにすごい実力と実績です。

 

笹森画伯のチョークアート作品はすすきの界隈のお店の看板等でも頻繁に見かけるので、ご存知の方も多いと思います。チョークと言う筆記具の可能性を十全に引き出しています。

 

 

実は私、大の飛行機嫌いなので、札幌まで新幹線がつながることを誰よりも切望しています。

 

最初っから飛行機が嫌いだったわけではありません、大学生の頃は夏休み冬休み春休みと年に3回は新千歳大阪間の往復を飛行機に乗っていましたが、嫌いどころか毎回とても楽しみでした。

 

窓からの景色は飽きることなく、富士山の美しさには何度目でも感動しましたし、鳴門海峡の上空から渦潮が見えた時は本当にラーメンに乗っているなるとみたいだ! と面白く思ったものです。

 

当時は機内で軽食も出ましたし、今よりももっとサービスが重厚でしたし、学生にとっては大変贅沢な気持ちになれるひと時でした。

 

それが一変したのは確か大学三年の夏、実家から大学に戻るために乗った便がものすごく揺れたあの日からです。

 

ごく普通の曇り空の日だったったのですが、上空の気流が悪かったようで水平飛行になってもシートベルト着用サインが消えず、がたがたと揺れてはストンと数メートル落ちることを繰り返し、何度も足が目の高さまで上がりました。

 

ここまで揺れたことはなかったので、これはたぶん墜落する! とパニックになりました。せめて目の前に涼しい表情のスチュワーデスさんでもいれば気持ちも落ち着いたのかもしれませんが、その日はガラガラに空いていて、私だけ一番前の席にぽつんと一人で、スチュワーデスさんも他の乗客も思い切り首を回さないと見えないくらい遠くにしかおらず、その孤独感がさらに不安を掻き立てました。

 

心臓が壊れそうなほど脈は速く、全身に冷や汗がにじみ、「スチュワーデスさん助けてください!」と叫びそうになるのを必死でこらえ、墜落に備え頭を下げて安全姿勢を取り、知っている限りのお経や祈りの言葉をつぶやいて八百万の神に助けを請いました。

 

結局墜落することもなく、飛行機は無事に伊丹空港に到着しましたが、私はもう精も魂も尽き果てて、立ち上がるまでにも相当な時間を要し、しばらくはまっすぐ歩くことさえ出来ませんでした。

 

 

あれ以来重度の飛行機恐怖症となり、どうしても乗らなければならない時は絶対に窓際の席には座らず、水平飛行になるまでは指を組みうつむき震え続け、飲酒して気を紛らわせることでなんとかやり過ごしています。

 

一度酒を買いそびれたときは、飛行中の短時間でストレスから胃腸が出血したらしく、空港についたとたんに下血しました。

 

 

北海道は大好きですが、飛行機に乗らないと本州にいけないことが本当に辛いです。北海道新幹線の一日も早い札幌延伸を心から祈っています。

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