片付けでときめく

こんばんは、中村です。普段は定休日でも大概一回は店に行くのですが、今日は近くに夕飯の買い物に出ただけでずっと家で片づけをしていました。店とは関係のない話ですが、非常に気分が良いので皆さんにもお伝えしたく。

 

私は昔から整理整頓が大の苦手で、気合を入れて片付けてもすぐに元通りになってしまうので、この歳までできなかったのなら一生直らないのだろうなと思っていたのですが、かつて流行った『人生がときめく片づけの魔法』と言う本のとおりに片付ければ二度と戻らないと友達に聞き、まずは読んでみることにしました。

 

本によると大切なのは不要な物を捨て、残った物の場所を決めることだそうですが、私のような片付け下手な人間が言い訳しそうなことを見抜き、先回りして丁寧に諭してくれていて、読んでいるだけで引き出しや押入れの中の不要物の存在がひどく不快に思えてきて、むしょうに片付けたくなってきました。

 

そんなわけで、特に予定もない本日、本腰をすえて取り掛かったのです。

 

実は私、けっこうな記録魔でして、昔からずっとつけている家計簿や年賀状や手紙や写真はもちろん、ちょっとしたメモも取っておくので、はたして捨てる作業をスムースにできるのか心配だったのですが、引き出しから物を出してみると、自分でも読めない汚い字の走り書きの紙やら飲食店のレシートやらすでに廃棄した家電の説明書やら今の体型に合わなくなった服やらが大量に発掘されて、何の躊躇もなくゴミ袋に放り込めました。

 

捨ててしまったらもう戻って来ないと思うと不安な気持ちになりますし、まだ使える物を捨てると言う行為には罪悪感が伴いますので、決断を後回ししていたのだと思います。

 

この部屋に住んで13年、そんな風に面倒なことから逃げ続けていた結果、明らかに不要なものがこんなにもたまったのだろうと。

 

 

片づけをしていると手前に新しいもの、奥に古いものがありますので、現在から過去に向かって記憶をさかのぼる作業でもありました。途中、思い出したくないもの、見たくないものまで発掘され、何度も地雷を踏みましたが、爆発した後の地雷をゴミ袋に突っ込むと物と一緒に過去も整理できたみたいで、不思議とすがすがしい気持ちになりました。

 

半日かけてもまだ部屋の1/3も片付けられていませんし、最難関の本や店関連の書類の整理が残っていますが、この気持ちが消えないうちに一気に家中をすっきりさせたいと思っています。明日は店も片付けよう!

 

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